僕の住んでるマンションの近くにSEIYUというスーパーがあります。
都内在住なら知ってる方も多いと思うんですが、とっても安いスーパーです。
(僕の地元にはなくて、存在すら知らなかったので都内だけで展開していると勝手に思ってるんですが関東近郊に展開しているのかな。)
僕は食にあまり興味がないので、食べれたらなんでも良いという感じです。
なので、遅い時間にタイムセールで割引になったお惣菜をよく買います。
僕にとっては割引前も割引後も商品の価値は一緒なので、むしろ割引前が高いとすら感じてしまいます。
今回はそんなタイムセールと株式取引は似ていると思う話。
タイムセールで起こる現象
タイムセールはみなさんもご存知だと思いますが、スーパーによって大体割引される時間は決まっています。
例えば僕のよく行くスーパーは20時ごろから割引が始まります。
時間が経過するにつれて10%、20%、30%、半額となっていきます。
さて、ここである事例を出してみます。
僕は19時59分に最後の一個の唐揚げを見つけました。
あと1分待てば20時になるので割引されます。
当然、あなたは少し待とうと思います。1分待つだけで割引されるからですね。
すると、隣にどうやら同じ唐揚げを狙っている人が来ました。
しかしその人もすぐ唐揚げを取ろうとしません。
なぜか。
その人も1分待って割引されたものを買おうと思っているからです。
これは困りました。
僕はどうするべきか。
それぞれの心理
これは、いわゆるチキンレースです。
この事例には相反する2つの心理が生じています。
- 「安く買いたいから待ちたい」
- 「取られたくないから待ちたくない」
そして上記の相反する心理が対等に競っているため、どちらを選択することも出来ません。
それは相手も同じであるため両者とも一歩も動けなくなっているわけです。
この問題を解決するためには、
「割引分を捨てることで唐揚げを手に入れる」
または、
「唐揚げを失うことを覚悟して割引されるまで待つ」
のどちらかを選ぶしかありません。
しかし、どちらを取るにせよ必ずリスクが伴うことになってしまいます。
「割引分をリスクとし、唐揚げが手に入ることをリターンとする」
もしくは、
「唐揚げを失うことをリスクとし、割引分をリターンとする」
ということです。
このどちらかを選択しなければならないチキンレースというわけです。
株式取引で当てはめる
先ほどの心理状態こそが、まさに株式取引に通じる部分となります。
唐揚げの事例では登場人物は2人でしたが、株式取引では無数に登場します。
その中には、
「今の価格は高すぎると思っている人」
「今の価格は安すぎると思っている人」
「どうにか今の価格で売りたい人」
「どうにか今の価格で買いたい人」
「もう少し待てば価格が下がると思っている人」
「もう少し待てば価格が上がると思っている人」
と、色んな心理状態の人が存在しています。
ここで儲けるためにあなたがすべきことはただ一つです。
それは心理を取引すること。
「どうにか今の価格で売りたい人」から買い、「どうにか今の価格で買いたい人」に売ってあげる。
または「今の価格は高すぎると思っている人」から買い、「今の価格は安すぎると思っている人」に売ってあげます。
そうすることで、あなたは利益を得ることが出来ます。
ただし、間違っても自分がどこかの心理状態に陥ってはいけません。
大事なことは、自分が適正に相手の心理状態を把握しなければいけないということです。
自分が安いと思っているときに買ってはダメですし、自分が高いと思っているときに売ってもダメです。
こうなってしまっては、自分がカモにされてしまいます。
自分がその価格をどう思うかは重要ではなく、周囲がその価格をどう思っているかが重要という事です。
まとめ
株取引では主観を入れた時点で負け。
自分は常に客観的に立たなければならない。
あすぱら