マーケットはプレゼントをくれない

もうすぐクリスマスですね。

みなさんは「プレゼント」を貰ったら嬉しいですか?

 

僕は嬉しいです。

好きな相手からであれば尚更ですね。

あまり物は持たないので電子ブックとかデータであればさらに嬉しいですけど、その話は今回必要ないのでまた今度。

 

だけど、マーケットからのプレゼントは要りません。

今回はその話。

マーケットがくれるプレゼント

マーケットがくれるプレゼントと聞いてピンとくるものはありますか?

 

その種類は様々ですが、共通して僕たちが貰って嬉しいものは「利益」ですね。

つまり、形は違えどマーケットが僕たちにくれるプレゼントとは紛れもなく「利益を得るチャンス」のことです。

 

このように聞くと「なんだ。プレゼントはいいものじゃん」と思われるかもしれません。

 

しかしよく考えてください。

プレゼントとは、自分が予測もしていなかったところから降ってくるものです。

これは自分の実力で手に入れたものではないんです。

それは本当にプレゼントか?

マーケットがくれるプレゼントには何があるでしょう。

 

代表的なプレゼントを挙げてみましょう。

 

  • 「下に置いておいた指値が執行」
  • 「上に置いておいた指値が執行」

 

これは、お得に手に入れることが出来た場合を意味します。

 

マーケットがプレゼントをくれたわけですね。

ラッキーです。

 

しかし、これは本当にプレゼントでしょうか。

マーケットは生き物です。

ですが、プレゼントをくれることは出来ません。

 

プレゼントをくれたのは紛れもなく「人」です。

しかもその「人」は、自分の指値を利用して取引をしています。

 

この人がくれたものは果たして「プレゼント」でしょうか。

僕には「爆弾」に思えます。

 

爆弾の機能はひとつ。

僕を傷付けることであり、損失を出させることです。

得体の知らないものはもらわない方がよい

マーケットに味方は一人もいません。

勘違いをしている人が大勢いますが、自分以外は全員敵です。

マーケットは戦場です。

この点を理解してください。

 

戦場であり自分以外は全員敵の場所で、いったい誰がプレゼントをくれますか?

くれるわけがありません。

あなたがプレゼントだと思っている”それ”は、敵がくれた”爆弾”です。

あなたを助けるものではなく、あなたを倒すためのものです。

 

プレゼントは本来開けることが楽しみのものです。

ですが、これは仲間からもらったものに限られます。

 

敵からもらった得体の知らないプレゼントなど、開けない方が良いのです。

そもそも得体の知らないものはもらわない方がよいのです。

マーケットにはプレゼントを与える

発想を逆転させましょう。

マーケットから貰うプレゼントで損をするのならば、マーケットにプレゼントを与えれば儲かるということです。

 

誰も売らなくなった時は、まさにマーケットがプレゼントを求めています。

進んで買ってあげましょう。

 

誰も買わなくなった時も、まさにマーケットがプレゼントを求めています。

進んで売ってあげましょう。

 

そうするとどうなるか。

利益が手に入ります。

指値が悪いと言っているわけではない

このように書いてくると、指値が悪いと捉えられがちになります。

 

これは違いますので間違えないでください。

僕だって指値は使います。

 

大事なことは、マーケットに希望的観測をもってはいけないということです。

「ここまで落ちてくれないかな」「ここまで上がってくれないかな」といった希望にかける状況に陥ってはいけないということです。

 

その希望こそが、プロのトレーダーにとって格好の餌食となります。

まとめ

マーケットで希望を期待してはいけない。

自分以外は全員的であることを理解する。