筋トレ

みなさん筋トレしてますか?

それか運動。

 

僕は18.9歳のころからずっとジムに通ってます。

体がそんなに強くないのか本当によく風邪ひくんですよ。

2ヶ月に1回は風邪ひきます。

だから体は健康にしておこうと思って、常に運動はするようにしています。

 

ジムにはある現象に陥る人がいるんですが、株でミスを冒す人と同じだと常日頃思っていたので今回はその話です。

何のための筋トレか

ジムに行くと、それぞれの目的が明確に分かることが多いです。

  • 筋肥大したい(マッスルになりたい)人
  • 痩せたい人
  • 健康管理

大体がこの3パターンですね。

 

だけど、ジムにはある残念な現象に陥る人がいます。

それが「ジムのマシンの最大重量を上げたい人」です。

この人が今回の話の主人公です。

目的を見失ったマッスルもどき

多少筋トレを続けたことのある方ならお判りでしょうが、筋肥大を目的とする筋トレにはちゃんとセオリーが存在しています。

あるセオリーに従って筋トレを行うことで、より早くマッチョになれるというありがたい話ですね。

 

筋トレを全く知らない人の為に簡単にこのセオリーの一部を紹介すると、「筋肥大を行いたい箇所に適切な負荷を与える」というものがあります。

どういうことかというと、適切な重量で筋トレをしないと筋肉は大きくはなりませんという話です。

結構、当たり前の話ですね。

 

それで、マッチョになりたい人はジムのマシンを使ってこの適切な重量で筋トレをするわけですが、ここで問題が発生します。

ジムのマシンというのは、体全部の力を使えばどれだけの重量でもあげることが出来ます。

少し説明が難しいのですが、例えば胸筋を鍛えるマシンがあるとして、自分にとっての適切な重量が40kgだとします。

この40kgというのは、あくまで胸筋を鍛えるために最適な重量であるわけです。

しかし、このマシンは足や腰やその他全身の筋肉を使おうとすると、60kgくらいは簡単に上げることが出来ます。

問題が発生

ここで問題が発生します。

  • 「胸筋を大きくしたいときは40kgが適正」
  • 「全身を使えば60kgを上げることが出来る」

この2つの事象が登場したわけですが、僕の話から筋肥大が目的のときはどちらをすべきだと思いますか?

当然「胸筋を大きくしたから40kg」ですよね。

 

しかし、大変面白いことに「全身を使えば60kgを上げることが出来る」ことを選択する人がとても多いのです。

これがマッスルもどきです。

 

不思議ですよね。

40kgのほうが適正であるのにわざわざより思い60kgを選択しています。

そして、それは筋肥大にとって効果が薄い行為です。

なぜ、こうなるか

どうしてこのような事態に陥るのか。

これは紛れもない「見栄」です。

 

人間、特に男というのは競い合いたい生き物です。

マッスルもどきは隣の男性が40kgでやっているのを見ると、ついつい40kg以上にしたくなるのです。

「どうだ!俺の方が重いの持てるんだぞ!」といった具合で。

 

そして、このマッスルもどきは本来の「マッスルになりたい」という目的を忘れ「マシンの最大重量を上げたい」という謎の目的に変更してしまいます。

 

こうなるとマッスルにはなれませんし、なんなら怪我をする可能性を自ら高めています。

本末転倒もいいところです。

プロのマッスルは何をしているか

では、プロのマッスルは何をしているか。

プロはそんな「見栄」に左右されることはありません。

 

己の”肉体”と”経験”により確たる自信を持っています。

適正な重量で適正な部位を鍛えることが、最大の近道であることを理解しています。

 

ですので、隣で何キロ上げていようが関係ありません。

自分のペースで今すべきことを淡々としているだけです。

それでいてマッスルなわけです。

株でも同様の人がいる

筋トレの説明が難しくて長くなりましたが、ここから株の話。

先ほどのマッスルもどきと全く同じ人がトレーダーにもいます。

儲けたいのか取引をしたいのか

それが「ただトレードをしたい人」です。

 

株式取引の目的はなんでしょう?

誰に聞いても答えは明確です。

それは「儲けること」です。

儲けるためにトレードをするのです。

 

儲けるためにはどうすればよいか。

これは「トレードを上達させる」しかありません。

それ以外の方法はないのです。

 

つまり、「儲けるためにトレードを行う」のであって「トレードをすることで儲かる」わけではありません。

前者の考えでは儲けることが目的ですが、後者はトレードをすることが目的になっています。

 

これは先ほどの筋トレの例と全く同じです。

筋トレは「筋肉を大きくすること」が目的なのに「マシンの最大重量を上げること」に目的が変わっていました。

では「儲けること」が目的なのに「トレードの数を増やすこと」に目的が変わっています。

どちらも原因は自尊心と見栄であり、本末転倒の出来事です。

 

トレードの回数をどれだけ増やしても、待っているのは疲れと損失だけです。

よく初心者のTwitterやブログを見ると、この日はこれだけトレードをしました!や、勝った日だけのトレードを書いたりと、本来のトレードの目的を見失っている方を非常によく見ます。

残念ですが、早めに軌道修正しないと待っているのは退場です。

プロのトレーダーは何をしているか

では、プロのトレーダーは何をしているか。

プロのトレーダーは「儲ける」ことしかしません。

 

見栄、優越、知名度、儲けた額などありとあらゆる競争からは初期の段階に離脱しています。

ただひたすら自分を儲けさせることに全身全霊をかけています。

 

プロのトレーダーは一日のトレード回数を決めたりしません。

一日に数百回取引をすることもあれば、一日に一回も取引をしないこともあります。

儲かるのであれば取引をし、儲からないのであれば取引をしません。

 

プロのトレーダーは目的を見失うことはないのです。

まとめ

筋トレの話が長かった。

筋トレ全く知らない人には理解するの大変だったかな。